ロゴのこと、デザインのこと

Ocho Camp で使われているブランドロゴやコミュニケーションツールなどのデザインは「Kitagawa Design Offece 」の北川正さんによるものです。

  
東京を中心に活躍する北川正さんは音楽家.工芸家.芸術家へのサポート(CDジャケットや展覧会のカタログの制作、本の表紙のデザインなど) や国際貢献事業や地場産業へのデザイン支援などのほか、デザイン専門学校とこども向けの工作教室の講師としても幅広く活動していて、気鋭のデザイナーとして知られています。

で、どうしてOcho Campのデザインを引き受けてくれたのかというと、実は幼稚園からの幼なじみなんです。

「うめ組」さん。

小学校は別々の学校へ通うものの中学でまた再会。中学時代は同じ陸上部だったということもあり一緒によく遊びました。

音楽や映画のことなんかを朝まで話し込んだことも度々。

ある日、彼が兵庫近代美術館で行われていた関西の若手美術作家の選抜展に誘ってくれ、一緒に観に行くことに。そこで展示されている作品群に強い衝撃を受けて、自分も美術家になりたいと思うようになりました。

高校は別々だけどアートに興味があった二人は美術系の大学を目指すという共通点から受験のためのデッサンを一緒に勉強するために美大の受験専門学校へ通ってました。

高校が別々なので放課後デッサン教室で落ち合って、一緒に描いて、電車で一緒に帰る。

というパターン。

彼は東京、僕は京都に進学。

それから20年以上音信不通…。

でも再会は、突然に。

僕自身、大学を卒業してから、作品を作り続けててずっとアート活動をしています。

数年前、東京のギャラリーで個展を開催しているとき、オープニングパーティーに彼が突然ひょっこり現れ、”びっくりした?”って。

20年以上会ってないのに彼はぜんぜん変わってない印象だし、全く違和感もなかったので意外と”びっくり”しなかった。

どうやら偶然、ネットで近日開催のギャラリー情報を見ているときに僕の名前を見つけてくれたみたいです。

アートとデザインの道で違う分野だけど、こうしてお互いがクリエイティブな活動を続けていられているということがすごくうれしいと言ってくれた。

この頃、彼はデザイン事務所を立ち上げ、独立したばかり。僕は高知に移住し、古民家カフェをオープンしたばかり。

それから個展の度に毎回遠くから駆けつけてくれるようになり、またちょくちょく連絡を取り合うようになりました。

新しくキャンプ道具のブランドをつくるときにはブランドロゴが必要になります。

やっぱりOcho Campのロゴはデザイナー北川正につくってもらいたい。

その頃はすでにたくさんの仕事を抱え毎日忙しい日々を過ごす彼に少し気後れしながらもお願いするとあっさり引き受けてくれることに。

それがこれ

  
Ocho Campのブランドロゴです。

Ocho (スペイン語で数字の8) の「O」とCampの「C」を合わせたロゴ。

アウトドア系のブランドらしく、双眼鏡やタープなどに使う自在金具もイメージできるようになっています。

洗練され、力があり、かっこいい。

さすが ‼︎  

と思った。

  
カタログや

  
レザータグ

¡ VIVA LA CAMP! とは 、フリーダ・カーロの作品タイトル  「VIVA LA VIDA 」(人生万歳・人生は素晴らしい) をもじった言葉です。

キャンプ万歳!・キャンプは素晴らしい!

  
焼印

   
 
布タグ

などなど。

「誇張した良く見せるためだけのデザインはしたくない。商品の持つ魅力を正直に素直に伝えるデザインをしていきたい。」

という彼の言葉を裏切らない商品をOcho Campは作り続けたいと思っています。

  

ヒヨコが来た!

本日、ヒヨコが到着しました。

今年は雌76、雄3羽。

もう何回目でしょうか。毎年の恒例行事となりました。何度見てもかわいい。

Ochoのカフェでは、自家製の自然卵でつくるランチやデザートをお出ししています。

ただいま成鶏、約120羽。

それに今日、79羽のヒヨコたちが加わりました。

  
前日に産まれたヒヨコたちが岐阜県から高知にやってきました。

産まれたてのヒヨコたちは飲まず食わずで48時間生きていけます。

その間に受け取ります。

こんな風に段ボール箱で遠路はるばるやって来ました。

  
ピヨピヨピヨピヨ。お互いを温めあいながら。。

  
 
飼育小屋に着いたらまず水と玄米を与えます。

産まれて初めて口にする食べ物がとても大切。

これは玄米飼育方といい、はじめに堅い玄米を食べることで腸が丈夫になり、なんでも食べられる強いニワトリになります。

腸の長さも長くなるようです。

最初の数日は玄米と水だけで育てます。

その後は発酵させた自家製飼料と野草。

輸入したトウモロコシや薬剤入りの合成飼料は、一切与えません。

主食は近くでとれた屑米と自家製発酵飼と野草。

それに近所の農家のみなさんからいただく野菜くず。例えば余ったダイコンの葉とかキャベツの外葉や薹が立った菜花とか。

エサとなる材料は自宅から半径500m内でとれたものばかり。

ニワトリは通常産まれてから6カ月で卵を産むと言われていますが、ゆっくり育てるのでだいたい8ヶ月ほどかかって産み始めてくれます。

  
初たまごが楽しみです。
 

「BE-PAL」4月号  No.430に掲載されました。

  
タペテチェアとタペテスツール、サラペキャンピングマットの3点を紹介していただきました。

  

 ありがとうございます。

ビーパルといえば僕にとっては大きな存在の雑誌。

10代20代の頃は、何度も何度も読み返すから気がつけば部屋に山積みになっていて手を伸ばすとすぐ届く状態になっていた記憶があります。

なかでも野田知佑さんの「のんびり行こうぜ」とシェルパ斎藤さんの「行きあたりばっ旅」には大きな影響を与えられ感化されてました。

20代の頃にバックパックひとつで全国をヒッチハイクでまわったり、フォールディングカヌーで日本の川を旅したり。ほとんどの旅が河原などでの野宿でした。

いろんな旅先で出会った、一人旅してる悩める青年たちは、大体みんな、野田知佑さんの「日本の川を旅する」や「旅へ 新・放浪記 Ⅰ」を読んでたんじゃないかなぁと思います。

まさに青春のバイブル。

うまれて初めて自分でローンを組んだのもクルマやバイクではなくアリーのフォールディングカヌーでした。

今こうやって高知に移住してきたのも四万十川を歩いて下ったり、カヌーで旅した経験からなんだと思います。

だから僕にとってBE-PALはとっても大きな存在。

人生の大切なことをたくさん教えてくれた教科書。

そんな思い入れがある雑誌がずっとあることがありがたいし、自分の作ったブランドが掲載されることは感無量。

ほんとにうれしい。

感謝です!

山の神 水の神

高知県に移住して今年で9年目になります。

この辺りの山の暮らしには今までの町の生活だけでは知らなかった伝統行事や、しきたりのようなものがたくさんあります。

三年連続で地域の役員を務めさせていただき、副組長、組長と続き今年は評議員。

いろんな経験を重ねながら、ゆっくりとこの集落の生活に馴染んでいくような気がします。

  
今日は集落の大切な行事のひとつ、「ゆずもり」に参加してきました。
ここに住みだして初めて聞いた言葉

「ゆずもり」

ゆずもりとは年に一度、その年の役員が集まり集落に流れ込む水路の点検と水の神様をお参りする日です。

このあたりは、高知の三大米どころと言われる「韮生米」(にろうまい)の生産地。

集落の道路脇や路地の裏側など、至るところに水路が通り、とても大切にされています。

朝早く、今年の役員約20名が集まり水路の源点を目指し歩きます。 

  

源点までは、片道1時間30分ほどかかります。

   
前日の大雨でぬかるんでいて、道の無いような所もありますがずんずん進んでいきます。

この日、参加しているメンバーは、ほとんどが60〜80歳以上!

「足が痛い」「腰が痛い」と言いながらも、歩くスピードは全くおちません。

   
途中、祠に到着。

ここは水の神様が祀られています。

鳥居に縄を飾りつけ。

 
落ち葉を払い

   

   
御参りを

   

  
川の「釜」と呼ばれる深くて大きな淵の上にせり出して建てられています。
    
ここからまた源点目指して歩き出します。

   

   
旧水路。今は使われていません。

   
下からよじ登り、やっと水路に出ました。

   
分岐点。異常なし。

  

 

途中にはお地蔵様も。  
  
 やっと水路の源点に到着です。

   
山の神様にお参りし
 
御神酒を頂きます

  
いつもなら河原で火をおこしてやるのですが今年は増水のため水路横の道で。

  
ちなみに晴れた日はこんなにきれい。

同じ場所です。

    
帰り道、見つけていた落石を素手で上げます!道具は鉄の板一枚。これは普通できません笑。

  
このデカさ!

 
    

  
水路に落ちてる石や枝を取り除きながらゆっくり下山します。

  
山の暮らしと神は近い。

集落の行事ごと、いつも感じます。

 

 

オフィシャルサイトリニューアルしました!

オフィシャルサイトを一新しました。

  
WE ARE は私たちOcho Campの思いとこれから目指す方向性を。

PRODUCTは商品の背景や、くわしい説明などを綴ってます。

これからみなさんにもっともっとOcho Campのことを知っていただけるように都度更新し、発信していきたいと思います!

Ocho Camp オフィシャルサイト

革職人を訪ねて

今日はOcho Campの革製品の製作をお願いしている大阪のTeha’amanaさんの工房へ行って来ました。
思えばもう30年来の付き合い。

和歌山県との県境にある河内長野市にある工房は、大阪といっても緑がたくさん残ってるゆったりとした環境の中にあります。

http://www.tehaamana.com/
昨年新築したばかりの工房はギャラリーも併設されて広々。

中はスッキリおしゃれです。

新製品などの打ち合わせに。

丁寧で確実な動き。

計る、切る、縫う。
変わらずいい仕事。

写真はひと針ひと針、ランタンループを製作中。

使っている革は、昔ながらの植物タンニンでなめす、ヌメ革。
使い込むほどに深みが増し味が出てきます。


時間が刻まれた跡。


小道具にもひとつひとつ存在感があります。
いいものは良い環境から作られます。

タペテスツールご紹介

TAPETE STOOL

こんにちは。
今日はOcho CampのTAPETE STOOL (タペテ スツール) のご紹介です!
座面はmade in Mexico
木製のフレームはmade in Japan
まずは座面のタペテの話から

メキシコのオアハカ州のテオテトラン デル バジェという小さな村。
一枚一枚、時間をかけて手作りで作られています。

この「タペテ」と呼ばれるメキシコ伝統の手織り物は、山、湖、光、大地、虹、鉱石、などの自然をモチーフにデザインされてるんです。

羊毛100%

メキシコ人の自然観から生まれたTAPETEは森が似合います。

レッドオークで作られるフレームは家具職人が一つづつ確認しながら仕上げていきます。
妥協のないしっかりした確実な仕事です。

使われている金具は真鍮製
フィールドでも大げさな道具を使わずポケットのコインがあれば調節できます。

ベルトは本革
座面、フレーム、金具、ベルト
すべての素材を吟味して質感のある物をつくります。

折りたたむとこんな感じに。

約2.5kg
使用時の座面までの高さは約38cm

キャンプシーンでのスツールは脇役的な感じもありますが、座面の大きさが40cm×42cmもあるのでメインの椅子としてゆったりと座っていただけます。

本物の素材だけがまとう佇まいや空気感を感じてください。

タペテスツール さらに詳しく