工房

タペテチェアに新色できました!

 TAPETE CHAIR【タペテチェア】に4色追加です。

今回の4色はすべて無地。

そのうち2色は天然の草木染め。2色は白と黒の羊の毛、そのままの色。

シンプルに天然素材の質感と味わいを追求しました。

ひとつずつご紹介です!

  
インディゴ

  

 
メキシコではインディゴのことをアニールと呼ばれていて、昔から使われてきた代表的な天然染料のひとつ。

深いブルーに惹きつけられます。

  
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カーキ色

   
 uuee (ウエー)という植物です。
昔から彼らが使っている植物だそうでサポテコ語、スペイン語にもこの植物にあたる名前がないそうです。

メキシコの中でもオアハカ地方独特の植物。この植物で染めています。

なんと、このuuee(ウエー)は生産者さんの庭で栽培されていて染料として必要な分だけその都度摘み取り使っています。

  

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白と

 
グレー
こちらは、オアハカ市から車で約1時間半のミステコ地方のノチストランという場所の羊の毛をそのままに利用しています。

無染色。

   
 
白い羊と黒い羊。

各家庭が自宅周りで少数頭ずつ飼っています。

  
白はオフホワイトという感じ。

  
グレーは黒っぽいチャコールグレーという感じです。

  
糸を手紡ぎし、

  
自然の染料で着色。

  
時間をかけて手織りする。

写真の笑顔の素敵なご夫婦がこの小さな織り機で1枚1枚…

Ocho Campのチェアとスツールの座面を作ってくれています。

  
ご夫婦の家にある祭壇です。

今回のこの4色はGO OUT JAMBOREE 2016で初めてお披露目の予定です。

ぜひ実物の質感・色合い・手触りを。

ロゴのこと、デザインのこと

Ocho Camp で使われているブランドロゴやコミュニケーションツールなどのデザインは「Kitagawa Design Offece 」の北川正さんによるものです。

  
東京を中心に活躍する北川正さんは音楽家.工芸家.芸術家へのサポート(CDジャケットや展覧会のカタログの制作、本の表紙のデザインなど) や国際貢献事業や地場産業へのデザイン支援などのほか、デザイン専門学校とこども向けの工作教室の講師としても幅広く活動していて、気鋭のデザイナーとして知られています。

で、どうしてOcho Campのデザインを引き受けてくれたのかというと、実は幼稚園からの幼なじみなんです。

「うめ組」さん。

小学校は別々の学校へ通うものの中学でまた再会。中学時代は同じ陸上部だったということもあり一緒によく遊びました。

音楽や映画のことなんかを朝まで話し込んだことも度々。

ある日、彼が兵庫近代美術館で行われていた関西の若手美術作家の選抜展に誘ってくれ、一緒に観に行くことに。そこで展示されている作品群に強い衝撃を受けて、自分も美術家になりたいと思うようになりました。

高校は別々だけどアートに興味があった二人は美術系の大学を目指すという共通点から受験のためのデッサンを一緒に勉強するために美大の受験専門学校へ通ってました。

高校が別々なので放課後デッサン教室で落ち合って、一緒に描いて、電車で一緒に帰る。

というパターン。

彼は東京、僕は京都に進学。

それから20年以上音信不通…。

でも再会は、突然に。

僕自身、大学を卒業してから、作品を作り続けててずっとアート活動をしています。

数年前、東京のギャラリーで個展を開催しているとき、オープニングパーティーに彼が突然ひょっこり現れ、”びっくりした?”って。

20年以上会ってないのに彼はぜんぜん変わってない印象だし、全く違和感もなかったので意外と”びっくり”しなかった。

どうやら偶然、ネットで近日開催のギャラリー情報を見ているときに僕の名前を見つけてくれたみたいです。

アートとデザインの道で違う分野だけど、こうしてお互いがクリエイティブな活動を続けていられているということがすごくうれしいと言ってくれた。

この頃、彼はデザイン事務所を立ち上げ、独立したばかり。僕は高知に移住し、古民家カフェをオープンしたばかり。

それから個展の度に毎回遠くから駆けつけてくれるようになり、またちょくちょく連絡を取り合うようになりました。

新しくキャンプ道具のブランドをつくるときにはブランドロゴが必要になります。

やっぱりOcho Campのロゴはデザイナー北川正につくってもらいたい。

その頃はすでにたくさんの仕事を抱え毎日忙しい日々を過ごす彼に少し気後れしながらもお願いするとあっさり引き受けてくれることに。

それがこれ

  
Ocho Campのブランドロゴです。

Ocho (スペイン語で数字の8) の「O」とCampの「C」を合わせたロゴ。

アウトドア系のブランドらしく、双眼鏡やタープなどに使う自在金具もイメージできるようになっています。

洗練され、力があり、かっこいい。

さすが ‼︎  

と思った。

  
カタログや

  
レザータグ

¡ VIVA LA CAMP! とは 、フリーダ・カーロの作品タイトル  「VIVA LA VIDA 」(人生万歳・人生は素晴らしい) をもじった言葉です。

キャンプ万歳!・キャンプは素晴らしい!

  
焼印

   
 
布タグ

などなど。

「誇張した良く見せるためだけのデザインはしたくない。商品の持つ魅力を正直に素直に伝えるデザインをしていきたい。」

という彼の言葉を裏切らない商品をOcho Campは作り続けたいと思っています。

  

革職人を訪ねて

今日はOcho Campの革製品の製作をお願いしている大阪のTeha’amanaさんの工房へ行って来ました。
思えばもう30年来の付き合い。

和歌山県との県境にある河内長野市にある工房は、大阪といっても緑がたくさん残ってるゆったりとした環境の中にあります。

http://www.tehaamana.com/
昨年新築したばかりの工房はギャラリーも併設されて広々。

中はスッキリおしゃれです。

新製品などの打ち合わせに。

丁寧で確実な動き。

計る、切る、縫う。
変わらずいい仕事。

写真はひと針ひと針、ランタンループを製作中。

使っている革は、昔ながらの植物タンニンでなめす、ヌメ革。
使い込むほどに深みが増し味が出てきます。


時間が刻まれた跡。


小道具にもひとつひとつ存在感があります。
いいものは良い環境から作られます。